SASS記法とSCSS記法の違い【Sass】 TECH
SassってSASS記法とSCSS記法があるけで、どう違うのか分からない。
そういったお悩みをお持ちの方に向けて、この記事では解説していきます。
Sassとは
「Syntactically Awesome StyleSheet」の略で、CSSを効率的に記述できるように設計・開発されたRuby製のCSSメタ言語のこと
Sass公式サイトSASS記法とSCSS記法の違い
それぞれ使いたい記法にしたい時は、ファイル名を変えます。
SASS記法を使いたい場合は、.sass
というファイル名。
SCSS記法を使いたい場合は、.scss
というファイル名。
SASS記法の書き方
SASS記法は、インデントを利用した書き方が特徴です。
書き方の注意点は下記の通りです。
ファイル拡張子は、「.sass」にする
「{}」の代わりに、インデントを利用する
「;」が不要
「:」の後に半角スペースが必要
書き方の例は下記のような感じ。
SASS
ul
margin: 10px
li
padding: 10px
YAMLというファイル形式と同じように、書き方に厳格な決まりがあり、しかも分かりづらいので、SASS記法を利用する場合には注意しましょう。
コード量がかなり削減できるメリットがある
SCSS記法の書き方
SASS記法
の改良版がこのSCSS記法
です。
SCSS記法は、入れ子構造を利用した書き方が特徴です。
書き方の注意点は下記の通りです。
ファイル拡張子は、「.scss」にする
CSSと同じように「{}」を利用する
CSSと同じように書いても問題ない
書き方の例は下記のような感じ。
SCSS
ul{
margin: 10px;
li{
padding: 10px;
}
}
CSSと似ているので、分かりやすい
まとめ
2つの記法で大きく違うのは、{}
があるかどうかだと思います。
他にも関数の使い方なども変わってきますが、今回はこの位の解説で済ませます。
なお、SASS記法の採用する事はあまりないので、普通はSassと言えば、SCSS記法を使うと思えば良いと思います。
最後にそれぞれの記法のコードを並べておきます。↓
ul
margin: 10px
li
padding: 10px
ul{
margin: 10px;
li{
padding: 10px;
}
}